【八月の災厄】
乱歩 



八月某日。



多くの同胞が命を落としたその後に、生き残った彼らは何を思うのか。

ホールの抽選スペースにて、コンクリートの外壁にしがみついたアブラゼミを眺めてそんなことを思っていた。



この日は一応、このホールが力を入れるであろう日。

と言っても、元来そんなに大きなホールではないので期待薄ではあるが、何もない平日と比べれば幾分立ち回りにも気合いが入ろうかというものである。



抽選番号は後ろから数えたほうが早そうな番号ではあったが、並びの人数を鑑みれば問題は無さそうに思えた。



「何打つん?」

唐突に声を掛けられて振り返ると、マスクをしていた為に気づかなかったが、度々顔を合わせるこのホールの常連男性が後ろに並んでいた。


特に打ちたい機種はなかったのだけれど、このホールの特定日の傾向を考え「マイジャグの角辺りを取れれば」と無難に返しておいた。

番号が良ければ無論座るつもりではあったのだけれど、今の自分が立っている立ち位置を客観的に見つめてみると、それは随分と夢物語のように思えた。



やがて開店の音楽と同時に、列の先頭が店内へと呑み込まれてゆく。

その人の波に流されながら、僕もその流れに逆らうことなく足を運ぶ。



案の定というか何というか。

いつも特定日には設定が入れられていると思わしき、マイジャグラーシリーズの角から3台は既に押さえられていた。



予想通りのことなので、落胆することもなく足は第二候補へと向かう。





バイオハザード リベレーションズ(エンターライズ)


前回と同じく、まだ導入されてから日の浅いこの機種を選択。

詳しくは前回の実戦日記「天屍の囀り」を読んでいただけると幸いである。


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