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▼エノカナ親父▼
![]() ◇すろ天
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「シンドバッドアドベンチャーは榎本加奈子でどうですか」を愛し、撤去寸前まで打ち続けた男の中の男!まさに
ミスターシンドバットことエノカナ親父。
▼いったい何をどう打って勝ってるの?
◎メイン機種:巨人V、鬼浜等バラ専門(エノカナ撤去後)。秘宝伝、番長は一度も打った事がナイ。元職人ということもあり、男気がある機種が好み。南国娘は6でも長時間打つのはシンドイそうだ。
◎打つ店:A店
◎2006年度収支:???万円
。結婚しており3人のパパである。生活の糧は「パチスロ」。しっかりと月1回、給料として奥さんに勝ち金を渡してる。自分の腕1本で家族を養ってるスロッターは最強スロプロ列伝に登場する人物の中ではエノカナ親父一人だけである。
◎稼動:月26日以上稼動
◎趣味:釣り
◎酒・タバコ:飲まない&吸う
■このエノカナ親父。マイホのスロッターに実際に聞いてみよう。
「エノカナと言えば?」
「あのエノカナが好きな親父知ってる?」
ほとんどの人が一瞬でわかってしまう。それくらいエノカナ親父は神格化された存在になってしまった。
▼なぜ、ここまで惚れ込むの?
意外に思うかもしれないが榎本加奈子が好きなわけではないそうだ。やはりゲーム性。全てにおいて最高の機種だと言う。PS2のゲームでは30万回転も実際に打ち込んだそうだ。
▼まさに奇跡!思わず叫んでしまった「大航海モード」
これだけシンドバッドを打ち込んでいたエノカナ親父だが、これまでに1度も「大航海モード」を引いたことがない。たしかに約1/327680という尋常でない確率は、どれだけ打ち込んでいてもヒケる数字ではない。しかし、世の中には、初めて打ったら「大航海モードを引いちゃった〜!」という人も実際見たし、僕自身もヤメたらサクット大航海モードを引かれ一撃8000枚出されたこともある(笑)これだけ打ち込んだ本人にしてみたら「エノカナの神様は存在しないのか?」という心境だろう。そんな諦めモードの時に、歓喜が訪れとは。
A店のエノカナで設定6をツモれず、たまたま入ったE店のエノカナ。
投資6K目。
ん???
ロック鳥???
そして夢にまで見た戦慄の17秒が…
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思わず立ち上がり大きな声で
「大航海モードだ〜!!!!!」
夢にまで見た自分だけの空間。
きっと、かけがえのない時間だったことだろう。
愛した機種がホールから消えてしまうのは悲しい。最高にバランスのとれた機種「シンドバッドアドベンチャーは榎本加奈子でどうですか」をこよなく愛したエノカナ親父。人生を変えてしまった機種なのでなお更だろう。果たして最後の結末はどうだったのだろうか?
▼打ち納め
2月25日、日曜日。忘れたくても忘れられないエノカナ最後の日。3台中、1台のみしか設定6が入らないので絶対にハズせない。前日から6投入する台を慎重に選択。スロ仲間に「早い番号を引いたら譲るよ」と励ましの言葉をもらい万全の体制で臨む。
▼抽選番号はナント2番
ここ一番で引くのはさすがだ。狙い台をツモり開店と同時に打ちはじめる。今日は最後の日。無駄な時間は一分たりとも許せない。
しかし………………………………………………
打ち始めてから、すぐに自分の台選びが失敗したことに気づく。リングの確率が非常に悪いのだ。
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結果朝イチ700まで連れて行かれてバケ。そして163回転スルーしたところで泣く泣く辞め。しかし、ここで引き下がらるわけにはいかない。設定6っぽい台が空くのをひたすら待つことにする。待つこと3時間。一向に空く気配が感じられない。
▼もう待てない!
エノカナ親父は腕1本で妻子を養うスロッターである。当然負けは許されない。その為に、当然6コーナー狙いで6探しをする。そして、営業開始から失敗したら、候補台を見つけ手荷物でキープする。別にその台を打たなくて台を押えておくだけでいいのだ。そして、その後晴れて6コーナーが確実って状況になったら打つ。かたくなに勝負に拘って来た男の心が動く。今日でエノカナは最後である。あと数時間しか打てないのだ。そして、あの瞬間を思い出した。そう。設定1で16384分の1中段チェリーを引いた瞬間である!
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「もう迷いはナイ」
▼決意
朝イチ打った設定1と思われる台に勇気を持ち打つことを決意。
「下手したら10万負けちゃう…」 「大丈夫だよ!打つ前からそんな弱気になってどうすんだよ!」 覚悟を決めた男に迷いははない。
▼畜生!畜生!
打って何も引けなくてツッ込んでツッ込んでツッ込んで金おろしてツッ込んでツッ込んで…。ふと負けても負けても走り続けるハルウララが脳裏に浮かんだ。そうだ。馬に罪は無いけど取り囲む人間の方が根本的に履き違えてるね。ということは機種に罪は無い。
負けることは罪であり、敗者は全部悪いのが世の流れではないのか。今日は負けてもイイ。馬にはなれないけど誰からも愛されるデルソルの親父みたく生きよう。 ![]()
「打ち続けよう!時間のある限り!」
▼壮絶な結末
悔しくて悔しくて何度も心の中で「畜生!畜生!」って叫んだ。でも、久々に味わう悔しい思いを、どこかで喜んでる自分がいた。
「ああ、俺は本当にエノカナが好きなんだな。だからこんなに我慢できるんだ」って。 そして打ち切った。
12人の諭吉が手元から無くなっていた。
しかし、不思議なことに、そんな時でも悔恨はなかった。それも仕方がないと、妙に冷めた諦めの気持ちがあった。何年か経ちほんとうは追っかけたら違った展開があったのではないかと、その可能性を試せるときに試せなかったことを悔やむことだけは避けたかったからである。
人生における最大の悔恨は、自分が生きたいように自分の人生を生きなかった時に生じる。それが自分の思い通りの結果にならなくても、満足はできないが、諦めはつくものである。 そして最後に愛する機種から人生の教訓を教えてもらった。 「金と女は追いかけるな」 金と女は追いかけなければ、向こうから追いかけてきてくれる。金と女を焦って追うと、ろくな結果にならない。 ![]()
感動と涙をありがとう。 出会いがあれば別れがある。
本当に愛する機種は僕が心で愛し続ける限り、僕の心に存在し続ける。
「さらば…不朽の名機シンドバッドアドベンチャーは榎本加奈子でどうですかよ。永遠なれ」
完
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